春の小川はさらさら行くよ

家をリフォームするとのことで家族総出で掃除をする。
奥の方から小学校の答案用紙やら高校時代の単語帳なんかが出てくる。見返していて両親がいかに自分を大切に育ててくれたか、物心両面から応援してきてくれたかを改めて感じる。そこには一生懸命かけ算をする小学生の自分もいて、化学を学びまだ見ぬ知の世界を前にしてわくわくしている高校生の自分もいた。
私はどれだけ両親に返せているのだろう。今まで与えてもらったことをどれだけ活かせてるのだろう。これからどうすれば2人に返すことが出来るのだろう。
先日会社の新入社員に向けて一言下さいと回ってきて何の気なしに解答したのだが、後日自分のコメントを見てぞっとした。「ほどほど1番」いつから私はそんなにつまらない大人になってしまったの?
私の小さい頃の落書きやノートを愛おしそうに見ている母の背中を残して、友人との外食へ出掛ける私。

日常を、仕事を、未来を、希望を、投げやりになっちゃだめだよ。