距離はあまり感じない。言語は媒介である。

NZに着いて1カ月。毎日日本語に触れないわけではなかったけど、英語漬けの日々であった。今日初めて日本語で書かれた本を読んだら、文字がはっきり見えて自分に迫ってくるようだった。文章を読み始めると頭の中になだれ込んできて止まらない。そして読み終え顔を上げると一瞬自分の日本の家の部屋にいる錯覚に襲われた。


日本での暮らしとNZの生活は何かが違うなと思っていたけど、それは言語に帰属する自分の近くの雰囲気であるなと感じた。